離婚2回。もうこれは、ある種の才能。。。。
気がついたら、私、人生で2回も結婚&離婚してました。うん、これはもう、才能。ちょっとした特殊技能。・・・であれば良いのですが、、、、、「違うよ」ってはい!わかってます(汗)
というか、そう自分だけでも言い聞かせなきゃ前に進めない。もちろん、反省もちゃんとしております(猛省)。
「次こそは!」「今度こそは!」「絶対しあわせになる!」って毎回本気なんですよ。でもね、気合だけじゃうまくいかないのが人生と恋愛。40代後半、さすがに3度目の結婚を狙う「気力」も「厚かましさ」も「自信」もなく、私は思いました。

「まずは恋愛!トキメキを取り戻せ大作戦!」
マッチングアプリという名のパンドラの箱
というわけで、スマホを握りしめて独身の友人たちが何やら?最近頑張ってやっていると言う「マッチングアプリ」に登録。
Pairs、with、Tinder、バチェラーデート……気づけば、ホーム画面が出会い系アプリで埋め尽くされるという現象発生。マッチングアプリのハシゴ、はじめました。
「やる!」と決めたら、とにかく全力疾走のToyamariko!!!!

とりあえず片っ端から「いいね」を押し、来たメッセージにテンプレ返信。それぞれのアプリの攻略方法もマーケティングリサーチも、試行錯誤で頑張る。そして週2〜3回のペースでお見合い(という名のカフェ面談)を繰り返す日々。
これはもはや仕事。

でも、なんか、ちがう。。。。
「焼き鳥屋で面接かな?」っていう雰囲気の初デート(これ?恋愛に全く発展しそうにない・・不採用通知ですか?私)
「なんでいきなりタメ口?」って感じの謎に上からのメッセージ(え?あなたと私付き合ってましたっけ?)
「今日ヒマ?」って深夜にくる謎のLINE。(ふざけるな!!!)
私の中の理想と、現実のギャップがデカすぎて、トキメキどころか胃が痛い。
マッチング疲れ。全削除の儀。


そしてある日、ふと気づきました。
お付き合いにまで発展したこともありましたが、どれもなんだか心が満たされず、逆に自己嫌悪と消耗感ばかりが募っていったのです。
「あれ?わたし、何してるんやろう……」
「こんなことしてて。。。全く自分を大切にしてないよな……」
「無性に虚しい・・・」
なんだか涙が溢れてきました。。。。
メッセージも全部消して、アプリも一括削除!通知ゼロの綺麗になったスマホ画面を見て、思わず深呼吸。



あ〜〜〜〜〜〜〜、しんどかった。。。
なんかスッキリやーーー!
これも人生勉強になった!ってことよね・・・
自分とズレている世界に身を置いてみたからこそ
わかってきたかも!
自分の大切にしたいこと・・・
ちょっと恋愛から距離を置こう。もう恋愛はいい。しばらくは自分に集中しよう!
自分を大切にするって、本当に大切なものって、なんだっけ?
鎌倉って・・・”不思議なまち”?”面白いまち”?
完全アプリ消去の儀式から5日後、私は面白法人カヤックさんが運営する鎌倉の「まちのスナック」にいました。
「まちのスナック」とは・・・
リアルなコミュニケーションが少なくなってしまったコロナ禍に誕生した鎌倉の面白法人カヤックさんが仕掛けた”みんなの場”。『鎌倉を愛するみんながつくる、気軽な夜の談話室。』をコンセプトに、地域活動、コミュニティに関心のある人などが、“ママ”や“マスター”としてお店を日替わりで運営。→詳しくはこちら
その「まちのスナック」で週1回水曜日のママを任されていた私は、いつものようにオープン前の準備作業でフル回転中!そして、ふと入り口を見るとたまたま偶然にも会社の仕事で2ヶ月前に知り合った方(これまた偶然にも同じ出身大学だったので、いわゆる後輩)が突然お店にやってきたんです。
「もうオープンしてますか?今日は2名なんです!」(まだオープン時間じゃないけどな(笑))
「ちょっと、紹介したい人がいて」 (なんでまた??変な勧誘とかやめてよね。)
「後からその方は来られます」 (どうぞどうぞ、お席は空いております(笑))
そして「Toyamarikoさん、まだ婚活やってる??」(え???ありがとう・・・気にしてくれてたのね・・でも・・・でも・・・もういいの・・・)



「いやいやいや、今、そういうのやってないから!!!」
「いま、とりあえずそういうのから距離を置くって決めたところ(ほんの5日前だけど・・・)」
と心の中で全力で突っ込みつつ、この日に後輩から紹介されたのが――後にわたしの旦那さまとなる彼。
初対面からビビッと!いいえ。。。それは静かな水面のよう・・・


見た目の第一印象?
「普通のサラリーマンさん」 ←正直すぎる。
一目惚れって人生であんまり縁がわたくしないものでして、、、あんまり第一印象だけでズキューンなんてなった経験がない。ゼロ!



なんでも、やっぱお話をしたり、時間を共に過ごして、お互いを知っていくことで、恋に落ちるタイプ?!
と言うわけで、話し始めたら、なぜかすごく落ち着く。いや楽しい。すごく楽しい。趣味も感覚も近くて、「この人と友達になれたら、たぶん楽しい」と素直に思えた。



友だちになれたらメッチゃ楽しそう!!
恋愛モードじゃなかったからこそ、逆にナチュラルに接することができたのかも。
やっぱり猛アプローチ、始めました(笑)
帰宅後。
なぜか交換した彼の名刺を握りしめ。いや、なんでや。気づいたらスマホを開き、「こんばんは〜。今日はありがとうございました。」って送ってました。そして、私の一ヶ月分の空いている土日スケジュールをドーン!と送信。


これ、今思えば、めちゃくちゃ重い。(妹には「お姉ちゃん、それストーカーやで」と言われました・・でも時す・で・に遅し。夜の魔法?夜の魔力?深夜に送られたメッセージは開封はまだだけど・・・)
でも、なぜか彼は引かなかったんです。(神!!)
むしろ、ちゃんと全部の日程に目を通して、



ここ空いてます
「ここ空いてます」って丁寧に返信をくれました。
この人、もしかして……ちゃんと向き合ってくれるタイプ?
(今までの恋愛が酷すぎて・・・この時点で好感度爆あがり)
こうして始まった私の恋の再スタート。
次回、第2話では、まさかの「京浜東北線ホームで運命急展開!?」からの、“恵比寿でハイタッチの奇跡”をお届けします!
お楽しみに!
恋はいつだって、想定外のタイミングでやってくる。
(そして、だいたい笑える)
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