深夜にどドーンと送った１か月分の私の土日の予定と共に、あの「今度お会いしませんか？」メッセージ（こちら→第一話）。もう送ってしまったメッセージを振り返っても、後悔しても仕方がない！やらないで後悔するより、やって後悔する方が良いタイプです（笑）
翌朝、私はいつもの激混み京浜東北線の横浜駅のホームで、押しつぶされながら自問自答していました。
――返事、来るかな。いや、来ないかもな。うーん……来てほしいな（心の声MAX）
そして！
ブルッと震えるスマホ。
目をやると、まさかの“彼”からの返信！
旦那さま昨日はありがとうございました。
よければ3週間後の土日なら空いてます。
・・・って、
ん？
3週間後？
昨日は「土日はいつも暇してるんです。」って言ってなかったっけ？（ん？？空耳アワー？？）
え、これ……これは遠回しに断られてるやつじゃない！？（白目）
と、思いながらも期待してなかったぶん、やっぱり少し心は跳ねた。（単純）
３週間後でもその週はOKでことよね（前向き）。
これはもう、「YES」と受け取ってもバチは当たらないよね！？ね！？（誰への確認だぁ？？）
すぐに
とやまりこ「ぜひ！楽しみにしています！」
と返信。
ああもう、かわいくて前向きな私。エライ。
そして、“猛スピード恋愛女”の自制心が試される
それからスマホを見つめる私。
だけど……ん？
次、何を送ればいいの？？約束は３週間後。。。
付き合ってるわけでもないのに、今日のランチ報告とか、どうなの？
どうする？私？？
「……ちょっと待って。恋愛猛スピードは封印したんだったわ。」
ゆっくり、ゆっくり。焦ったら、また空振るだけ。
「３週間後に会う約束になったんだから、その３日前くらいにまたメッセージすれば良いってもんよ。
まだどんな人かもわからないんだし、、、『今は恋愛より自分に集中』ってこの間決めたとこなんだし、、、」
と、静かにスマホを閉じてみました。
うん、えらい。
って思ってた、数分後。
またスマホがブルッ！！
彼から、まさかの追加メッセージ。
そこからぽつぽつ、やりとりが自然と始まって、なんかテンション上がる、上がる！
しかもなんと、共通の友人がいるということが判明！
え！？え！？それってもう、運命じゃん！？（勝手な思い込み暴走中）
「共通の信頼できる友人がいる」って、それだけで安心感3倍増し。
運命の第2ラウンド：まさかの“恵比寿シンクロ事件”
その日。会社では朝からいつも通りの仕事がスタート。
すると、上司からの突然の指令。
「夕方、恵比寿のパーティーに社長の代理で出てくれる？」
え？今日？恵比寿？最近は滅多に行かない場所だけど、たまにはいいね恵比寿！
久しぶりの都会感にちょっとウキウキ。
溜まっていたデスクワークを片付け、夕方のパーティー会場に向かう電車にゆられながらふと思い立つ。
「別に報告する必要ないんだけど……メッセージしちゃおうかな？」
「今日はこれから恵比寿で開かれるパーティーに仕事で行って、そのまま終わったら直帰なんです。」
うん、自然。いい感じ。送信♪
わお！すぐに返事が来た（焦るっ）
旦那さまえ？恵比寿ですか？
実は僕もこれから恵比寿でパーティなんです。
まさか一緒のパーティですか？
まさかすぎる！！！！
今日、恵比寿ってそんな混んでる日！？
もちろんパーティは別会場だったけど、あまりの偶然に鳥肌。
で、私の脳内、また勝手にドラマが再生。
とやまりこもしかして・・・
「これ、終わったら……会えるかも？」
One Chance 会えるやつじゃない？？（MAX期待）
そう思って「私は18時に終わります」って送ってみたら、
旦那さま「僕は18時半スタートです」
と返事（笑）。
す・す・すれ違い、確定。（ですよね・・・そんな展開ないですよね笑）
やっぱそんなうまくはいかないよね〜〜と思っていたら、
「もし偶然会えたらハイタッチでもしましょうw」と。
え、それ……可愛いかよ。
奇跡は、歩いてやってくる
で、私が出席していたパーティが意外と予定終了時刻より早く終わったんです。時刻は17時すぎ。
せっかくだし、カフェでちょっと仕事してから帰ろうっと。
と言うわけで、会場近くに見つけていた素敵なオープンカフェに向かって歩いていたら……
ん？
カフェを覗き込む、見覚えのある後ろ姿。
あれ…彼！？まさか！？って声をかけると、
びっくりした顔で振り返る彼。
旦那さま「え！？本当に偶然ですね…！」
まさかの、出会って翌日、再会。
もうこれは……ハイタッチどころか、乾杯したい気分。
そこから20分だけ、
テラスでお茶をして、たくさん話をしました。
お互い海外を旅してた話、好きな音楽の話、人生で大事にしてること。
わずかな時間なのに、すごく濃い、優しい時間。
ほんと、偶然ってすごい。
出会いって、タイミングって、すごい。
そしてその夜。
また彼から、メッセージが届いたんです。
――この恋、やっぱり動き始めてる。
次回【第3話】では、“デートのお誘いが来たーーー！！！”の日。
果たして彼はどんな人だったのか？
私の妄想と現実のギャップはいかに！？
笑って泣ける“ドタバタ初デート編”に続く！
ここまで読んでくれてありがとう。
LOVE Toyamariko
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