【続・恋と再スタートは突然に。】第6話:家事イヤイヤ星人が富山で味わった“ありがとう”という魔法

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昔の私は、家事があんまり好きじゃなかった。
いや、もっと言えば、「やりたくないことランキング」上位常連

・面倒
・疲れる
・終わりがない
・報われない

とにかく、家事=“生産性ゼロの苦行”だと思っていた。

「だって、私働いてるし」
「誰も感謝してくれないし」
「家事なんかより、仕事してた方がよっぽど楽」

…って、信じて疑っていなかった。

仕事は、成果が見える。褒められる。お金になる。
家事は、誰にも気づかれず、終わったそばからまた始まる。(不思議だ。。。)
むしろ「まだ洗濯終わってないの?」とか言われたりして。

とやまりこ

いや誰よ、その失礼な人!!!

…あ、全部、自分の頭の中の妄想でした。。。。

誰にも強制されてないのに、勝手に「やらねばならぬ」モード発動して、勝手にイライラして、疲れて、自己嫌悪。
このわたしの「自作自演・疲弊ループ」、謎すぎる。

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富山に来て、私は変わった…のか?

富山に来てすぐに転職するのではなく、結局私が選択したのは職業訓練校でした。
月曜から金曜までは朝8時から15時半まで学校でお勉強。そして16時には家に帰宅という規則正しい生活リズム。

とやまりこ

16時に帰宅って余裕が生まれる

献立を考えて、スーパーに立ち寄り、お米を研いで、野菜を切る。
掃除をしたり、朝干していった洗濯物を片付けたり。

彼が帰宅して夕食がスタートするまでにたっぷり時間があるって、自分のなかに余裕が生まれる。

彼の通勤時間は5分ほど。
鎌倉から都内まで満員電車で2時間ほどかかっていた暮らしが一変!
仮に残業したとしても、18時には帰宅できているという生活に。(最高かぁ!!)

窓から夕日が差し込んでる。
たぶん今日も、無事に日が暮れていく。

18時には、彼と「いただきます」。(残業で遅くなっても19時には食卓を囲んでいます。)
そして、ほとんど我が家はテレビをつけない。

代わりに、
「今日あった出来事」とか、「新しい発見とか面白かったこと」とか、たわいもない話をしながらゆっくりご飯を食べて、その後は小さなウッドデッキで引き続き、お酒を飲みながらお話タイム。

派手なことやキラキラしている感は全くない。
でもなんか…しみじみ、幸せで私にとっては、めちゃくちゃ大事にしたい時間。

表参道にも銀座にもなかった“暮らしの手ざわり”

表参道にも、銀座にもなかった、“暮らしの手ざわり”。

都会には、キラキラした生活があった。(今でもキラキラした生活も大好き
洗練されたカフェ、ネイルサロン、おしゃれなレストラン、スピード感、便利さ、情報の渦。
私もそこに身を置いていたし、それらを求めていたし、おしゃれも刺激もいっぱいあって、それはそれで楽しかった。

でも、今の暮らしには、それはない。
あるのは——
立山、田んぼ、自然、海、温泉、そしてイオン(笑)

冷蔵庫の野菜室には実家の畑で採れた野菜が詰まってる。
畑に植えたハーブをブーケにしてキッチンに飾ったりする。

とやまりこ

なんてことないけど、なんかいいの、これ。

笑えるくらいやたら広いコンビニの駐車場。
ダンスもできるだろうの広いスーパーの通路。
信号待ちでイライラする大渋滞はほぼない。
人混みでぶつかってモヤることはなくなった。(そもそも人が混み合うなんて滅多に富山にないWWW)

ああ、今日は風が気持ちいいな、とか。
立山がめっちゃ綺麗に見えてる、とか。
夕方になると、空がピンク色に染まるな、とか。

もちろん、東京から湘南に引っ越した時にも、自然の近くに暮らす心地よさを感じてた。
でも、富山に来てからは、もう少し奥行きのある“豊かさ”や“ゆったり感”に気づいた気もする。

それは、何かを「手に入れた」感覚というより、
ずっとそこにあったものに「ようやく触れられた」感覚というのだろうか。
“暮らす”って、こんなにも静かで、あたたかくて、ちゃんと自分の中に沁みてくるものなんだなぁと。

ようやく私は、スピードを少し落として“暮らしを味わうを始めだしたような感じがしている。

「ありがとう合戦」開催中。

彼と暮らし始めて、とても気になったこと。
彼は、**1日に何回「ありがとう」言うの?**ってレベルで、それはとてもナチュラルに家(わたしに)でも外出先(わたし以外に)でも「ありがとう」を言う。

旦那さま

「ご飯作ってくれてありがとう」
「洗濯ありがとう」
「お茶入れてくれてありがとう」
「Toyamarikoちゃんありがとう」

受け取り下手だった私も「こちらこそ、ありがとうって素直に返せるように最近なってきた。

もちろん、彼は家事も進んで気がついたら自然とやってくれている。(神!!)
「申し訳ないなぁ・・・」「私がしなくちゃいけないのに・・・」と思う癖も、最近はだいぶなくなってきたと思う。(そんなこと思わなくていいと思わせてくれた。ありがとう。)

そして

とやまりこ

「お風呂入れてくれてありがとう」
「洗い物してくれてありがとう」

を私も伝える。(心がけている。)

そう!あの【“生産性ゼロの苦行”だった家事】が、【家族のため、彼のために「やらねばならぬ」モードの家事】が、段々と違うものになってきた。

 彼が喜んでると私が嬉しい!私が喜ぶ!からやる。
 自分がやりたいからやる!
 自分が心地よくいたいからやる!
 やりたくなけば、やってもらう。もしくは、やらなくていい(笑)。

うん。「ありがとう」

「好き」も、毎日伝えてます。

私、「好き」も毎日言うようにしてるです。理由はただ言いたいから(笑)。

「好き」
「やっぱ好き」
「今日も好き」
「とにかく好き」

…もはや日課。呼吸レベル(笑)

で、彼のリアクションはというと、
「うん」「そっか」「へぇ」←だいたいこの三択。基本、薄め。

でもそれでいい。全然いい(笑)
だって私が言ってて、一番幸せだから。

「好き」は伝えることで、ちゃんと空間があたたかくなる。(と思っている。)
お風呂のお湯と同じ。入れっぱなしじゃなくて、ちょいちょい追い焚きが必要なんですよ、きっと愛も。
いろんな恋愛&結婚での自分の体験と失敗より  By Toyamariko

「ありがとう」と「好き」を循環させながら、少しスピードをゆるめて

自分がやりたいからやる。
自分が嬉しいからやる。
誰かのために“我慢して”やらない。
やらない方が心地よいなら「やらない」

完璧を求めない

それが今の、わたしの小さな家事の哲学。

家事に限らず「自分が嬉しいからやる」「自分が心地いいからする」「我慢してやらない」って大事だね。
誰かのために“勝手に頑張って”、勝手にイライラして、勝手に疲れて、勝手に自己嫌悪に落ちる…っていう【自作自演劇場】、もう閉館しましょう(笑)

そして、「ありがとう」も「好き」も、思ったら、口に出して、届けてみる。
もう言ったもん勝ち。
照れなくていい。見返りもいらない。(恥ずかしさや嫌われたら?とか私も最初は湧き上がってきたけどWW。まずは言ってみよう。)そして、「ありがとう」も「好き」も、届いたものは素直に受け取りまくればいい。


あなたのあたたかい「暮らしの手ざわり」ってどんなのですか?
今、どんな「ありがとう」があなたの中にありますか?
どんな「好き」を誰に届けたいですか?

生産性も効率も、もちろん大事だけど「ありがとう」と「好き」を循環させながら、少しスピードをゆるめて、生きてみるのもきっと悪くない。

今日もどうか、あなたの1日もいい日でありますように。
ここまで読んでくれてありがとう!

LOVE Toyamariko

次回は・・・最終回。

「小さな命が、私たちに問いかけてきた?????」
怖さも、嬉しさも、全部まるごと抱えて──

46歳で妊娠した??

第6話、あなたにもきっと何かが届く物語。
続きは、またすぐに。

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この記事を書いた人

『とやまりこ』編集人。血液型B型。長女。
2度の結婚&離婚を経験、人生山あり谷あり、ジェットコースターのよう。
残りの人生で「やっぱり真実の愛に向き合いたい」と一念発起!
懲りずに45歳で婚活を再開始!!!猛活動の末、46歳で現在の旦那さまと出会いお付き合い開始。
大好きだった湘南・鎌倉から旦那さまの故郷「富山県」に2024年3月Uターン移住。
2024年8月大好きな旦那さまと結婚、現在は愛犬のくうちゃんと3人暮らし。

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