「35年目のラブレター」を観てー 人生は、いつからでも。愛は、どこまでも ー

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週末の我が家はAmazonビデオで自宅映画デー!
今回の映画のチョイス役はわたくし!
ということで、Amazonさんからオススメに上がってきた『35年目のラブレター』という映画を旦那さまと観ました。


静かだけど、心が温かくなる、Amazonビデオさんもわたしもオススメの実話に基づいた作品です。
※映画『35年目のラブレター』→ 予告をご覧になりたい方はこちら

物語の主人公は、65歳の西畑保さん。
戦時中に生まれ、貧しさと時代の流れのなかで十分な教育を受けることができず、文字の読み書きができないまま大人になった男性です。
生きづらさを抱えながらも、真面目に一生懸命に働き続けてきた保さんは、ある日、運命のように出会った皎子(きょうこ)さんと結婚。

けれど、どうしても読み書きができないことを彼女に打ち明けられないまま過ごす日々。

いまある”幸せ”を壊したくなくて、奥さんにどうしても「文字の読み書きができないこと」を打ち明けることができなかったのです。日常の生活では、いろんな場面で読み書きが必要となってきます。やがてその秘密を隠し切ることができなくなり、保さんは離婚を覚悟して打ち明けます。

でも、皎子さんは彼の手をとり、こう言いました。

「今日から私があなたの手になる」

この言葉に、私は胸がぎゅっとなりました。
ただ支えるというのではなく、「共に歩む」という彼女のほんとうの優しさと覚悟の言葉。

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想いを伝えることの大切さ

定年退職を迎えた保さんは、これまで読み書きで支えて続けてくれた愛する奥様へ「ラブレターを書きたい」と決意し、夜間中学に通い始めます。
これまで字のことで支え続けてくれた皎子さんへ「字でお返しがしたい」と。


「ありがとう」を書くことで、自分の想いを伝えるために。

それは、ひらがなを一文字ずつ覚えるところからスタートでした。
ノートに練習を重ね、ひらがな、カタカナ、漢字とラブレターを書き上げるために20年間学校へ通い続けました。
その姿は、まっすぐで、ひたむきで、涙が出るほど美しかった。

読み書きができない保さん自身のこれまでの人生との葛藤、そしてそこに向き合い一歩踏み出す勇気。
また彼と共に人生を歩んできた奥様の想いや願い、向き合い方や在り方。

想いを届けたい。
人は伝える勇気や願いを持ったとき、人生はまた静かに動き始めるのだと教えられました。

夫婦という人生の旅路

夫婦として生きていくことは、決していつも穏やかな道ばかりではないと思います。
意見がぶつかることもあるし、時にすれ違いが生まれることもあるでしょう。
体調が悪い日もあるし、色んなことが日々お互いにあって、感情が揺れ動く時もある。

わたしたち夫婦もそうだと思います。

でも、それを乗り越えていけるのは、「伝え合うこと」「信じあうこと」「許しあうこと」を諦めない姿勢なのではないかなぁとも思います。

小さな「ありがとう」だったり
何気ない「大丈夫?」だったり
「あなたなら大丈夫」「私なら大丈夫」「二人ならきっと大丈夫」と思えることだったり
黙って差し出される優しさ——それは1杯のコーヒーだったり、布団をそっとかけることだったり、、、

日々のなかにある、そんなささやかな言葉や仕草が、夫婦の愛を育てていくのかもしれません。
一方通行ではなく、「伝え合うこと」「信じあうこと」「許しあうこと」。

人間の可能性と美しさ

65歳になってから学び始める勇気。
想いを伝えようとする姿。
愛する人を信じる強さ。
相手を大切に思う気持ち。

人は、何歳からでも変われる。
愛は、いつだって伝えられる。

そのことを、静かに、でも力強く語ってくれる作品でした。

心に響いたこと

この映画を観て、あらためて感じたのは、
夫婦とは、ただ一緒にいる存在ではなく、共に人生を歩むパートナーであるということ。
そして、愛や想いを伝えること、それを受け取り合うことの尊さと豊かさ。

人と人は、言葉で繋がっていく。
だからこそ、今この瞬間を大切に、自分の内側から湧き上がる言葉や想いを大切にすること。
そして、届けていくことの大切さ。

生まれ変わっても、また君と会いたい

映画の最後、保さんが皎子さんに宛てた手紙には、こんな言葉がありました。

「わたしは、幸せでした。
生まれ変わっても、また君と会いたい。」

これほどまでに深い「ありがとう」を、人生のパートナーに伝えられること。
その姿に、ただただ心を打たれました。

想いを伝えること。
伝えられた想いを受け取り、また愛として返すこと。
その循環こそが、人生をあたたかくし、豊かにするのだ
ということ。

そして人間には、いつからでも始められる力がある。
学ぶことも、変わることも、愛を伝えることも——遅すぎるなんてことはない。

この物語が教えてくれたのは、人間の可能性と美しさ
そして夫婦という素晴らしい関係性。

人生のなかで、大切な誰かに言えずにいる言葉があるなら、
大切なひとに伝えたい想いがあるなら、
どうか、今日という日にそっとあなたも手渡してみてください。

言葉は、愛になるから。

そしてきっと、あなたの人生もあなたの大切な人の人生ももっと豊かにしてくれると思うから。

とやまりこ

今日も幸せ。
そして、生まれ変わっても、またあなたと会いたい。

わたしも、日々そう思えるように・・・丁寧に人生を歩いていきたい。

人生は、いつからでも。
そして愛を伝えられる人に。


LOVE Toyamariko


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この記事を書いた人

『とやまりこ』編集人。血液型B型。長女。
2度の結婚&離婚を経験、人生山あり谷あり、ジェットコースターのよう。
残りの人生で「やっぱり真実の愛に向き合いたい」と一念発起!
懲りずに45歳で婚活を再開始!!!猛活動の末、46歳で現在の旦那さまと出会いお付き合い開始。
大好きだった湘南・鎌倉から旦那さまの故郷「富山県」に2024年3月Uターン移住。
2024年8月大好きな旦那さまと結婚、現在は愛犬のくうちゃんと3人暮らし。

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